固定ipアドレスを複数持つことでサーバーの安定感を高める!

固定ipアドレスを取得する場合、一つのサーバーに一つのアドレスを割り振る形になります。これはネットを使用するうえで大前提ともいえるものですが、企業が社内ネットワークなどでネット環境を用意する場合、複数のサーバーを使用するケースも出てきます。万一サーバーがクラッシュしてしまった場合、不正アクセスなどの問題が生じた場合の備えとしての面はもちろん、大量のデータをスムーズにやりとりするうえでも複数のサーバー環境は非常に重要なメリットがあるのです。

そんな複数のサーバーを使用する環境では固定ipアドレスも複数用意する必要が出てきます。それぞれのサーバーに一つずつ固定ipアドレスを割り振ることで使用する形になるわけです。そうすれば一つのサーバーに大量のデータが集中して負荷がかかってしまうのを防ぐことができますし、万一ひとつのサーバーがダウンしてしまった場合でも他のサーバーで対処することができるため、まったくネットが使えなくなってしまう状況を避けることができるのです。

ocnではNTTのフレッツ光回線を使用することで8個、最大で16個まで固定ipアドレスを取得できるプランを用意しています。サーバーをフル稼働させた状態であっても安定した状況を確保することができますし、VPNの構築にも適しています。

もっとも8個の固定ipアドレスを取得しても実際に8つのアドレスをすべてサーバーに割り当てるわけではなく、ルーターなども使用する形になるため、実際には5個程度をサーバーに割り当てて使う形になるので注意が必要です。

固定ipアドレスは管理が必要になる、ある程度専門的な知識が求められるなどのデメリットもありますし、複数の固定ipアドレスを持てばセキュリティ面の対策がより重要になってきます。こうした点にも注意が必要ですが、うまく使いこなすことでサーバーの負荷を軽減しつつ安定した環境でネット回線をビジネスに活用しやすくなるでしょう。ocnの具体的なプランや複数の固定ipアドレスの利用環境などをチェックしたうえで検討してみてはいかがでしょうか。